デュオ

hal-u2006-02-23

昨日のインド戦。とにかくシンジが楽しそうにプレーしていたのが印象深い。
序盤はボールこそよく回っているが、人は動かないつまらない内容。そうした停滞ムードを切り裂いたのは長谷部とシンジの2人。シンジがスペースにパスを出し、長谷部を走らせる、もしくは長谷部が走ってパスを引き出す。シンジが上がれば長谷部が引いてバランスをとり、人数をかけたインドの守備陣を撹拌してくと、やがてスペースが生まれ、そこに加地や久保が絡んでいって‥‥。
いつまでたってもリアクションプレーのきらいがあるこの国の代表チームが、能動的に機能していった過程はこんな感じだった。
日本代表の決定力不足とは、すなわち前線のリレーションシップの欠如にあると見ている僕としては、こうした仕掛けはとても納得のいくものだった。そしてそうしたリレーションを選手間で生み出せる資質をこそ、評価したいと思う。
オガサでもシュンスケでもなく、いわんやヒデでもないんだよね。
  
自分たちのやりたいことをやる、そしてそれが楽しいものであれば最高だ。
今年の浦和はすごいことになるのは間違いない。そしてドイツでは、点が欲しい時にはこのデュオを使いたいと思う。
  
いや、それにしても松井といい長谷部といい、巧いだけでなくスピードもあり、その上運動量も豊富!世界の流れに沿った、正しい資質の選手が出てくると、黄金世代すらも旧世代と思えなくもないなあ。この頂点に平山がいれば決定力不足なんて解消されるんじゃないか。