緊張感

やっぱ、オガサは駄目だな‥‥。そしてシンジという才能を犠牲にしないと活かされないこのチームも相変わらず。
「代表が良かった」んじゃなく、「シンジが良かった」んであって、あのゲーム内容ではチームとして何も示せていない。それを相手のせいにするのか、それとも。
いわずもがなだけど、日本のDFラインは足下が弱い。慎重にとり行われるパス交換を見てるとハラハラするし、ちょっと長めのパスになると通せない。福西まで上がりめになると、どうしようもないのに、上がってるからね。好んで密集したエリアにいるくせに、そこで巧く捌けないから時間がかかったり。埒があかないからシンジが下がっていって‥‥、って待てよおい。
ああ、いやだ。最高のタレントが最大の犠牲をはらってるなんて。シンジは周りを活かすけど、シンジを活かせる存在はないのだ。
確かに、直接得点に絡んだのはオガサだし、これで「司令塔(ホントは日本にはいない)」候補に名乗りを上げたとか祭り上げられるのだろうけど、逆に2点どまりだった責任をこそ問いたいね。何も示せていないし、あれをやるならシュンスケの方が遥かにマシなんだ。シュンスケの左なら、あの高い壁の間にだってピンポイントで落とせるだろうし。
  
アレックスがいなくて落ちついたということはさておき、ブランクのあったシンジと久保のコンディションが上がってきていることが、あのゲームの収穫か。インド戦では、中盤の底に阿部と長谷部を置いて、シンジをもう一度攻撃的なポジションに置くべき。米国戦のときのあの2人がW杯レベルでは駄目なことはハッキリしている。リードされた状況で引いている相手をどう崩すか‥‥、そういうテストになるだろう。
そしてW杯までの準備期間で一度試さなければならないのは、ヒデとシュンスケとイナが合流した時に、ヒデとイナを底にしてシンジとシュンスケを前に置く3-4-2-1の布陣だ。クロアチアの3バックにはアリでしょう。
米国戦でのテストはそのための布石であったと思いたい。招集状況によるだろうが、ボスニア戦で見てみたいね。