劇的

ロスタイムに勝ち越しゴール。そしてホイッスル。
こんなマンガみたいなことが今日目の前で起った。鳥栖に2度までも追いつかれた博多の森は、まるで負けているかのようにムードは悪くなっていた。とってもいいファウルを幾度となく流され、フラストレーションは飽和しかけていた。時間は無情に過ぎ、鳥栖は後半45分あたりでの選手交代を行う。時間稼ぎ以外の意図は感じられなかった。えてして勝負事では逃げに転じた相手を見ると、俄然精神的な優位に立てるものだ。流れが変わった瞬間だと思う。それでもロスタイムの表示は3分だった‥‥
  
席をたって帰ろうとしているサポーターもいたし、無理もないと思った。ただ、流れがきている感じは消えていない。攻められていてもなお。
それでももう無理だと思った。ホイッスルが吹かれてもいい状況で、「あとワンプレー」がありそうだと分かってからの福岡の選手の動きは見事だった。とにかく早く前線へ送ったボールを川島が落として‥‥、うーん記憶が定かじゃない(笑)。ただ、恭平が飛び出してきたGKの上に浮かせたボールがゴールに入っていく瞬間はよく憶えている。そしてゴールをゴールと認めた瞬間にはただ叫んでいた。
  
もう、何でもいい。それまでのまずい試合展開がこの為にあったと思えば!
デビスカップの方も、日本ペアが勝ったようだし!