来た、見た、勝った。でも‥

福岡ー仙台は2-1。7試合ぶりに勝った福岡。
とりあえず、喜んどこう。
忘れた歌を思い出した福岡は、前半に限っては思い通りの(もしくはそれ以上の)展開で、守備も攻撃もハマった。中盤のプレスも激しく、キレイに決まったシーンもあった。(ただし、せっかく奪った後も早い展開にはつなげられず、ただの守備というレベルだったが)
それでも、いい時のリズムが戻りサイドチェンジも数多く見られ、(プチ)ダイナミックなフットボールを見せてくれた。中でも光平のキレは両チームを通じて抜群だったと思う。好調を自覚するかのように、対面のDFに向かってチャレンジする姿勢もまた素晴らしい。その光平の先制点はよくコントロールされた地を這うようなシュートで、ここでこういうゴールが欲しい、という時にそのまま見せてくれたようなゴール。つまりタイミング、判断、コース、スピード、すべてが揃ったかのようなシュートであるように感じた。
先日のジェラードではないが、いいゴールというのは単なる1点という事実にとどまらない。味方にはいい流れをもたらし、相手には1点以上のダメージを与えるものだ。だからというわけでもないが、2点目の林のゴールもほとんど同じ角度、距離からのものだった。僕は、これをまったくの偶然とは感じなかった。
ともあれ、序盤から積極性を見せたことが結果に繋がり、すっかり勝ったような気になった。‥‥おや、これって「あの状況」に似てないか?
2日前の記憶は、ちょっとだけ不安にさせたが、いかんせん今日の仙台は悪すぎた。まあ、遠いからね‥‥。ただ、後半は眠かった。選手の意図も十分に伝わってくるので、もう大したモノは見れないだろうと、ゆるめに観戦。一回だけ目が覚めそうになったシーンもあったけど、太田の左足は何か呪いでもかかったかのように、バ○丁寧なシュート(一応)にとどまる。頼むから、キーパーが正面でもビビるようなのを打ってくれ。
とにかく勝てば勝ち点3だが、より意義のある勝ちにするためにも無失点で終わって欲しい、という願いはかなわなかったが、多分そうなるだろうという気がした。あえて問題にするなら、終盤に漂ったそういう嫌な流れを、福岡の選手達はどれだけ自覚出来ていたのかということ。それを感じ、また対抗しなければ、イスタンブールのようなことはいつでも起こりうるのだろう。
  
そして、最近嬉しいのは、アレックスのオーバーラップが(以前のように)増えてきていること。これが誠史の復調に由来するものであるように感じている。ここに誠史の得点力が戻ってきたらどんなにか!