とうとう

この日が来たか‥‥、という感じだった昨日の福岡ー甲府戦。
内容はそれほど悪くはなかった、と思う。いつも通りだったのだ。この時期は第一クールの終盤ということで疲れも溜まってきていることだろうし、日程も大型連休に合わせて過密になっている。案の定、チーム全体のパフォーマンスは落ちているように見受けられた。もちろんそれは相手も同じことなのだけど、やはりあの京都戦の後だったのが、こちらにはより大きな負担となっていたのだろうか。逆に甲府にとっては会心とも言える出来だったんじゃないだろうか。
当然のようにサイドを封じてくる相手に対してどうやって決定的なチャンスを作っていくのか、の答えはまだ見つからない。両ウィングにはもっと強引に勝負に行くシーンが増えてもいいと思うし、中でボールを動かせるグラウシオを起点にアタックしていくのもいい。それで上手くいくこともあれば失敗することもあるだろうから、全体としてここではリスクをかける、ここではかけないといったメリハリの効いた戦い方を共通意識として選択出来るようになれば。そういう意味で、いい時には見ることの出来る、高い位置でのプレスを改めて意識づけて欲しい気がする(この日は甲府にそれを逆にやられた格好だったが)。
昨日そういういいプレスがかかっていたシーンは凡そ1、2回くらいはあったように見受けられた。(その時は拍手をするんだけど、ほとんどのサポーターは評価しないみたいで)
僕は戦術としてプレッシングを、その副産物として生まれるチームの一体感という面において特に評価している。「とっても」疲れるやり方だと分かってはいるけど、90分の中でプレッシングの量をどうコントロールしていくかは、プロなら出来て当然でしょう。シーズンは長いし、まだひと山もふた山も、いやもっとあるだろうけど、それでも、「前半はおとなしい」なんて他チームから思われているとしたら、恥ずかしいことだ。
負けて得るものもあると思う。
  
↓ さすがに指揮官は現状を把握している様子。↓ 
  
「自分らのつなぐサッカーにちょっと勇気を持てず、いいときのリズムが作れなかった。いいときはいいリズムでつなげる。点が入れば形はよくなると思う」
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/fu_1115299716.htm
  
ところで、そろそろ太田&誠史スタメンありでしょ。