Hew can do itt!

ヒューイットの綴りをもじって、こんな応援の文句をファンが見せていた頃、ヒューイットは若くしてNo.1の座についていた。その頃でも出来なかった地元全豪での4回戦突破。相手は18歳の新星ナダル。ランクの差は50ほどもあるが、失うものの無い立場と、勝たなくてはならない立場の微妙なメンタルの差が作用したのか、セットカウント2-1でナダルがアップ。正直「ああ、またか‥‥」と思わずにはいられなかったが、かつての王者は負けなかった。時に脆さも見せながらも、2-2に追いついて、ファイナルセットではかつての王者の気迫に気圧されたかのようなナダルを振り切って、ようやく主役達が出揃うベスト8へと駒を進めた。
あのメンタル面でのタフネスぶり。あの頃の勢いとは違うのだけど、それもまた彼の強みなのだろう。サーブでエースはとれなくとも、抜群の守備力とスピード、無尽蔵の体力をもってして悲願の全豪タイトルへの挑戦権を握った。
ただし、個人的には負けたナダルの方が好きなプレーヤーになったけど‥‥。あの年齢であのスケール感。久しぶりにレフトハンダーのいい選手が出てきたという印象。

ちなみに見たい準決勝カードはフェデレーサフィン、ヒューイットーロディック
これが見れたら決勝はどうでもいいかも。