good loser

良くも悪くも負けた。それが率直な感想。昨日の天皇杯4回戦 福岡ー浦和は1-3という結果だったが、そのフィニッシュの質からいえばもっと点差がついていたかもしれない。でも先制するチャンスがあった─。1-2から同点にできるかもしれないという期待感があった─。前半だけなら互角だった─。
先日、「FOOT」でJ2の昇格争いについて特集していた際に、解説者が、J1で福岡のフットボールがどこまで通用するのかを見てみたい、そういうようなコメントをしていた。だから山形よりも福岡が3位になるといい、というのだ。そういう視点で見てみると、はたして福岡の普段のプレーができていたかといえば、どうだろう。中盤ではけして負けていなかったと思う。むしろポゼッションでは上回っていたかもしれないくらいだ。ただし、そこから効果的なパスが前線に出ていたかといえば、そうではなかった。そこに浦和との差があったという印象。だからどちらかというと「持たされていた」感は否めない。
不用意な横パスを狙われ、浦和が奪うと、一気に連動した動きが起り、永井や長谷部にパスが通り、とにかくシュートというフィニッシュまで行ってしまう。このスピードがケタ違いだったということ。
もっと結果をおそれない勇気も見たかったし、サイドバックが追い越し、それを活かす展開をみたかった。福岡は中央にボールがあってはいけないチームだと思う。サイドにボールを集める限りは、福岡ペースとさえ言っていい。逆にセンターサークル付近で相手にボールを持たせたら一気にピンチになってしまう。そこに守備として綻びがあるから。スペースがぽっかりと空いてしまうクセはどうにかしたほうがいいと思うのだけど、ある意味サイド偏重はこのチームの持ち味だからなあ。
これであらためてリーグ戦に集中できるようになり、浦和の、攻撃イメージを共有した早い展開からのフィニッシュ、というのを肌で感じた福岡の次節を期待することにしよう。
「浦和に善戦=日刊スポーツ九州」
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/fu_1100528628.htm
「浦和相手に健闘=Sponichi」
http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2004/11/15/07.html
Jリーグ ファンサイト[ J's GOAL ]
http://www.jsgoal.jp/club/2004-11/00013556.html
http://www.jsgoal.jp/club/2004-11/00013547.html
http://www.jsgoal.jp/club/2004-11/00013549.html