静岡で行われているU−17アジアサッカーは、決勝が北朝鮮と中国ということで、奇しくも予選リーグで日本に敗れたチーム同士の顔合わせとなったようだ。リーグさえ突破できれば‥‥、そう思わずにはいられないが、やはり危惧されるのは、この世代がこの年代で「世界」を体験出来ないことだろう。シンジやイナ、タカなどがいた所謂「黄金世代」もこのカテゴリで世界を経験し、手応えを自信に変え、成長していったのだ。この年代で世界と戦えるという自信を養っていくことがどれだけ重要かは、先の五輪の結果を見れば明らかだ。「谷間」と称されたのは、何もそのタレントを指したわけではなく、世界での実績を表現していたまでのこと。97年のU−17世界選手権では今回同様、アジア予選敗退、01年世界ユース選手権では1次リーグ敗退(2敗の後1勝)という実績をして「谷間」と呼ばれるに至った。果たして、この新しい年代はどうなるか。
まずはもうすぐ開催されるアジア・ユース選手権でのU−19の戦いを見届けたい。
「北朝鮮と中国で決勝 U−17アジアサッカー」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/other/headlines/20040915-00000051-kyodo_sp-spo.html
「FW田中ら3人がU−19候補」
http://www.nikkan-kyusyu.com/news/fu_1093947040.htm